松平慶永(松平春嶽)、橋本左内とは? 西郷どんにも登場 大河ドラマ『青天を衝け』

青天を衝け 大河ドラマ

こんにちは

大河ドラマ『青天を衝け』もいよいよ井伊直弼が登場し、安政の大獄が始まりそうな雰囲気になってきましたね。第八回『栄一の祝言』では、栄一と千代の結婚式が行われるわけですが、江戸では、不穏な空気が流れています。

今日は、福井藩主・松平慶永と福井藩士・橋本左内について書きたいと思います。

橋本左内とは? プロフィールは? 西郷どんにも登場

橋本左内は、幕末でも有名な志士の一人ですね。

橋本左内は、1834年生まれということで、渋沢栄一よりも6歳年上です。比較的、年齢の近い人物なのでありますが、渋沢栄一が志士になるまでに、命を落としてしまったので、出会うことがなかったのが残念ですね。

橋本左内は、福井藩医の橋本長綱の長男として生まれます。大阪の『適塾』で緒方洪庵から、蘭方医学を学び、藩医となります。

『適塾』とは、ご存知でしょうか? 蘭学者で医者でもある緒方洪庵が大阪に開いた蘭学の私塾です。 ドラマ好きの方なら、『JINー仁』が思い浮かぶのではないでしょうか。緒方洪庵は、武田鉄矢さんが演じられていましたね。

橋本左内って、志士にして、藩医です。

幼い頃から、神童と呼ばれていた橋本左内は、15歳の時に『啓発録』という「去稚心、振気、立志、勉学、択交友」という5項目からなる書物を著します。

これを15歳で書いているのだから、もう秀才、神童、言葉では、語りつくせませんね。

この『啓発録』は、今でも文庫や新書などでも読めるので、興味のある方は、読んでみるのもいいかもしれませんね。

その橋本左内の歴代大河ドラマ登場回数は、3回。『翔ぶが如く』『西郷どん』(せごどん)、そして今回の大河ドラマ『青天を衝け』になります。

今回の大河ドラマ『青天を衝け』では、小池徹平さんが演じられています。また、『西郷どん』(せごどん)では、風間俊介さんが演じられていたのも、記憶に新しいのではないでしょうか。特に『西郷どん』では、西郷隆盛と橋本左内、一橋慶喜がよく料亭に集まって、会談をしているようなシーンがありましたが、今思えば、すごいメンバーですよね。

経歴を見てもわかる通り、大変、聡明な人物で、将来を嘱望されていたのですが、「安政の大獄」で捕らえられてしまい、斬首となり、わずか26歳で亡くなります。

吉田松陰も若かったですが、橋本左内も若くして、亡くなっていますね。

若くして亡くなった幕末の志士たちは多く、もし生きていたら、どんな風に歴史に関わっていったのでしょうね。

大河ドラマ『西郷どん』の中でも西郷隆盛がかなり橋本左内を頼りにしていたシーンが出てきます。

若くて、頭も良くて、そして、人望も厚いというまさにパーフェクトヒューマンですね。

だからこそ、井伊直弼は、死罪にしたのかもしれません。

ちなみに今回、小池徹平さんは、ドラマの中で監督さんから「キラキラ感を出して欲しい」と言われて困惑したそうです。幕末の若き英雄、橋本左内の持つ情熱や志といったところでしょうか。ドラマの進み方からして、安政の大獄は、もう直前のようなので、もうあまり橋本左内の登場シーンをそうは、たくさんは、観られないと思いますが、小池徹平さんの”キラキラ感”な橋本左内が楽しみですね。




松平慶永の読み方は? 春嶽とも。 役職は?

その橋本左内を見出して、側近としたのが、幕末四賢候としても有名な松平慶永です。

まつだいらよしながと読みます。

松平春嶽(しゅんがく)と書いた方がわかりやすいかもしれませんね。

ちなみに幕末四賢候とは、福井藩主・松平慶永、宇和島藩主・伊達宗城・土佐藩主・山内容堂、薩摩藩主、島津斉彬です。

特に山内容堂と島津斉彬は、大河ドラマにも登場したことがありますし、イメージがしやすいかと思います。山内容堂は、特に『龍馬伝』の近藤正臣さんが、島津斉彬は、『西郷どん』の渡辺謙さんや『篤姫』の高橋英樹さんのイメージが強い方が多いのではないかと思います。

そんな松平春嶽、さすが賢候と言われているだけあって、橋本左内を抜擢!と人材を見る目も大変優れていたようです。

松平慶永(春嶽)は、田安徳川家の3代当主、徳川斉匡の3男として生まれます。越前国福井藩15代藩主松平斉善の急逝により、家督を継承し、16代目の藩主となります。

大河ドラマの登場回数は、何と10回目。『花の生涯』、『竜馬がゆく』、『勝海舟』、『翔ぶが如く』、『徳川慶喜』、『篤姫』。『龍馬伝』、『八重の桜』、『西郷どん』、『青天を衝け』の10作品に出てきたことになります。

主役や主役級の役柄ではないものの、幕末を語る上で、絶対に、外せない重要人物ですね。
さすがに昔すぎて、観ていない作品もあるんですが、近年では、『西郷どん』で、松平慶永(春嶽)は、津田寛治さんが演じておられました。その津田寛治さんは、今回は、徳川斉昭の側近の武田耕雲斎を演じておられます。全作品では、慶喜を支え、今作品では、斉昭を支える津田さんは、実は、福井県のご出身らしいですよ。きっと、『西郷どん』で松平慶永を演じた時は、感慨深かったのではないでしょうか。

そして、今回の大河ドラマ『青天を衝け』では、要潤さんが松平慶永を演じておられます。

安政の大獄では、橋本左内を失い、自身も隠居、謹慎処分を受けてしまいますが、井伊直弼の死後は、幕政に復帰し、新将軍、徳川家茂のもとで、政事総裁職となるのです。




コメント

タイトルとURLをコピーしました