天璋院 篤姫とは? 宮崎あおいも演じた歴代のキャストは? 篤姫の夫は、徳川家定 大河ドラマ『青天を衝け』

青天を衝け 大河ドラマ

こんにちは

大河ドラマ『青天を衝け』も第5回の放送が終わりましたね。

第5回、『栄一、揺れる』では、いつも元気な栄一の姉「なか」の様子がおかしく、栄一たちが心配します。また、江戸では、「安政の大地震」で藤田東湖が亡くなり、徳川斉昭がその死を悲しんで、泣きわめきます。ドラマの中では、はっきりと出てきませんでしたが、藤田東湖は、老いた母親を助けるために犠牲になったと言われています。斉昭を諫めることのできる友のような家臣であった藤田東湖。友のような家族のような存在だったのかなと思います。

徳川斉昭と藤田東湖の関係が、結構、好きだったので、次回から、見られないと思うと、少し寂しい気がします。

さて、次回は、第6回『栄一、胸騒ぎ』です。血洗島村で、栄一が千代に想いを告げられて、ドキドキしている頃、江戸では、徳川慶喜が美賀君を正室に迎えます。そして、いよいよ、あの「篤姫」が登場します。今回の『青天を衝け』での役名は、篤姫ではなく、篤君(あつぎみ)と言うそうです。

日本史に出てくる人物の中でも、かなり人気の高い篤姫は、幕末のドラマに欠かせないヒロインですね。過去の大河ドラマでも数々の人気女優さんが演じてこられました。今日は、そんな「篤姫」についてを書いてみたいと思います。




篤姫は、何した人?

篤姫は、天保6年(1836)に、今泉島津家の当主である島津忠剛の長女として生まれました。そこから、島津斉彬の養女になります。

その後、近衛忠煕の養女となって、第13代将軍の徳川家定に嫁ぐことになるのです。

この幼少の頃の篤姫は、於一(おかつ)という名前で、2008年の大河ドラマ『篤姫』では、その頃のことがたくさん描かれていました。また、第13代将軍に輿入れするまでの様子は、2018年の大河ドラマ『西郷どん』でのシーンが記憶に新しいのではないでしょうか。『西郷どん』では、西郷隆盛が篤姫の婚礼係をしていたということもあり、序盤での篤姫の登場シーンが多かったと思います。

篤姫が徳川家定の正室になったのは、世継ぎが望めないであろう徳川家定に、家定の次の将軍は、一橋家の慶喜を推薦するよう、家定に進言する役目を担っていたからと言われています。このあたりのところは、『篤姫』や『西郷どん』でも描かれていました。

安政3年(1856年)に20歳で徳川家定の正室になるも、安政5年(1858年)篤姫が22歳の時に、家定が急死してしまいます。わずか、1年9か月の結婚生活でした。篤姫は、出家して、天璋院となります。そして、何とその10日後には、養父である島津斉彬まで亡くなってしまうのです。

その後、徳川家茂が将軍に就任し、公武合体が進められ、文久2年(1862年)に朝廷から、和宮が家茂の正室として大奥に入ります。篤姫が登場するドラマや物語では、この和宮との関係が描かれることが多いですね。武家の姫君と皇室のお姫様という育った環境の違い、さらに、実質、嫁姑という関係にあたる二人は、最初は、反目し合うけれど、そのうちお互いを認め合って、和解し、仲良くなっていくという流れをよくドラマや小説で目にしますね。

篤姫も和宮も歴史に翻弄されながらも、凛とした女性だったと思われます。

その後、篤姫は、大政奉還、戊辰戦争、江戸城無血開城と、歴史の渦の中を生き抜いていきます。

篤姫は、江戸に嫁いできた後、徳川家の女性として生きていくことを決心し、夫である徳川家定の死後も、一度も薩摩の地を踏むことがなかったそうです。

大河ドラマ『篤姫』でも、鹿児島を離れるときに、篤姫が桜島を見つめるシーンが印象に残っています。篤姫は、明治維新後も東京を離れることは、ほとんどなかったそうです。

ちなみに面白いところでは、篤姫は、愛犬家だったという説もあるようです。夫の家定が犬が嫌いなので、猫を飼っていたとか。




歴代の大河ドラマで「篤姫」を演じたのは誰? 宮崎あおいさん、北川景子さん、など。

「篤姫」が大河ドラマに登場したのは、5回だそうです。『翔ぶが如く』の富司純子さん、『徳川慶喜』の深津絵里さん、そして『篤姫』での宮崎あおいさん、『西郷どん』の北川景子さん、そして、今回の『青天を衝け』では、上白石萌音さん。

歴代の女優さんの顔ぶれを見ても、日本を代表すると言っても過言ではないぐらい、有名な人気女優さんたちが並びます。

やはり、この中でも「篤姫」と言ったら、宮崎あおいさんでしょうか。大河ドラマ『篤姫』は、今も歴代大河ドラマ人気ランキングの上位に入る人気作品です。この時の『篤姫』の、宮崎あおいさんの可愛らしいだけではなく、芯の通った気高い篤姫は、本当に素晴らしかったです。この当時の宮崎あおいさんは、まだ22〜23歳であったのですが、最終回の晩年の篤姫まで、見事に演じきっておられたのが印象的でした。

記憶に新しいのは、2018年の『西郷どん』の北川景子さん演じる篤姫でしょうか。幕末の運命に翻弄される北川景子さんの美しい、明るく振る舞う篤姫と、そこに寄り添う西郷隆盛のシーンは、胸を打つものがありました。




篤姫を演じる上白石萌音さんについて

今回の篤姫は、上白石萌音さんです。鹿児島出身の上白石萌音さんにとっては、篤姫は、憧れの女性だそうです。大河ドラマ『篤姫』も大好きだったそう。今回の上白石萌音さん扮する篤姫は、天璋院になっても鹿児島弁だそうで、鹿児島出身の上白石萌音さんにとっては、まさにハマり役ですね。明るく健康そうなお姫様という設定らしく、幕末という混乱の暗い世の中のシーンに、明るい光を差し込んでくれそうな、そんな存在の篤姫になりそうですね。

そんな上白石萌音さんの大河ドラマ出演は、2011年の『江〜姫たちの戦国』、2018年の『西郷どん』に続いて、『青天を衝け』が3回目の出演となります。

2018年の『西郷どん』では、西郷隆盛の弟、西郷従道の妻、清を演じておられました。幕末とは、縁が深そうですね。

また、上白石さんは、2021年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)『カムカムエブリバディ』での主演を務められるそうです。この『カムカムエブリバディ』は、祖母・母・娘の3世代の100年を紡ぐストーリーということで、ヒロインが3人という、今までにないタイプの朝ドラなのですが、そのうちの1人が上白石萌音さんなんです。ちなみにもう2人は、過去に篤姫を演じられた経験のある深津絵里さんと、今回、徳川慶喜の正室になる美賀君役の川栄李奈さんです。ちなみに美賀君も次週から登場するようですよ。そちらも楽しみですね。

次回の大河ドラマ『青天を衝け』「栄一、胸騒ぎ」もまた、見逃せない内容になりそうですね!

 




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