大河ドラマ『青天を衝け』は、いつから? 渋沢栄一の相関図・原作・キャストは?

2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』が先週、本能寺の変の回の放送で、幕を閉じました。

『麒麟がくる』は、今までにない新しい明智光秀像を描いたドラマで大人気でしたが、次回の大河ドラマも気になりますね。

さて、そんな『麒麟がくる』の最終回の余韻も冷めやらぬまま、すぐに、新しい大河ドラマが始まります。新しい大河ドラマは、『青天を衝け』です。

新型コロナウイルス の影響で、2月に前の大河ドラマが終わり、次の大河ドラマが始まるという過去に前例のない昨年度、今年度の大河ですが、『麒麟がくる』は、一時中断もしたというのに、そんな影響をもろともしないほど、面白かったですよね。そして、次の『青天を衝け』もまた、『麒麟がくる』に勝るとも劣らないほど、期待大の大河ドラマなんです。

『青天を衝け』が始まるのは、具体的にいつからか、日付はというと、2021年2月14日から。

そう、『麒麟がくる』の最終回から、間髪を入れずに、すぐ始まるんです。初回は、拡大スペシャルで、通常よりも15分長い一時間枠での放送です。これは、見逃せませんね。

でも『青天を衝け』って、どんな話? 誰が主人公? タイトルに名前がないので、なんの話なのか、わからないよと思われる方もいらっしゃるかもしれません。今回は、信長や秀吉や家康といったような戦国ものではなく、時代は、一気に幕末へとタイムスリップしますよ!幕末は、戦国に続き、大河ドラマでもよく取り上げられるファンの多い時代ですよね。

実は、『青天を衝け』の主人公は、2024年度に、新一万円札の肖像にもなる渋沢栄一なんです。新しい時代にぴったりの主人公だと思いませんか?

でも、渋沢栄一ってどんな人なんだろう? 学校の社会科の授業で習ったことはあるけれど、イメージが湧かないなあという方も多いと思います。本日は、『青天を衝け』のドラマについて、そして、渋沢栄一についてを書きたいと思います。

2021年大河ドラマ『青天を衝け』について

渋沢栄一は、「日本資本主義の父」と言われています。『青天を衝け』は、渋沢栄一が活躍した幕末から、明治にかけてのお話です。

渋沢栄一は、何をした人?

渋沢栄一って、銀行を作った人だったっけ? 会社もいっぱい作った人だよね? じゃあ、明治の人? って、私もそんな認識しかなかったのですが、実は、生まれは、幕末。埼玉の養蚕業を営む農家に生まれました。若き日は、尊王攘夷運動、つまり倒幕派であったのに、その後に、一橋家の家臣になり、一橋慶喜に仕えることになるのです。慶喜の弟の昭武について、パリ万博を視察し、明治維新を迎えたのちに帰国します。その後、慶喜が謹慎している静岡で、静岡藩に出仕します。そこで商法会所を設立します。その功績もあり、大隈重信の説得で新政府に出仕することに。新政府でも活躍しましたが、約4年で官僚をやめ、実業家となります。

その後は、第一国立銀行(現・みずほ銀行)、東京海上保険(現・東京海上日動)、東京瓦斯(現・東京ガス)など、誰もが知っているような会社をはじめ、約500もの会社の設立に携わったのです。

また、経済界だけではなく、教育や福祉・医療などの社会活動にも尽力されました。

二度もノーベル平和賞の候補になったことがあるそうですよ。

一橋大学や日本赤十字社の設立にも携わり、91歳まで生きられたのです。

また『論語と算盤』の著書も有名で、大河ドラマ放映に伴い、ブームになっているようです。経済と道徳についてが学べる本で、中田敦彦さんのYouTube大学でも紹介されたり、漫画版も出版されていたりと、手に取りやすくなっています。

『青天を衝け』のキャスト・相関図は?

今回、渋沢栄一を演じるのは、吉沢亮さんです。吉沢亮さんは、1994年、平成6年生まれです。実は、大河ドラマの主人公を平成生まれの方が務められるのは、初めてだそうですよ。時代は、令和を迎え、どんどん新世代の方が活躍されていく時代になっていきそうですね。

ドラマは、子供時代から放送が始まるので、第一回は、子役の小林優仁さんが演じられます。大河ドラマは、主役の子役時代から、始まるものが多く、ついつい登場人物に感情移入してしまいますよね。特に最近の大河ドラマは、子役の俳優さんの演技が素晴らしくて、早く主演俳優さんを観たいけれど、まだまだ子役の俳優さんも観たいし、というジレンマが沸き起こることが多いです。今回も子供時代の栄一、そして大人になってからの栄一の両方が楽しみでなりません。

栄一の両親を演じられるのは、父親役が小林薫さん、母親役が和久井映見さんです。お二方とも素晴らしい演技の俳優さんなので、ドラマが始まる前から、かなり期待してしまいますね。栄一の姉妹を演じる村川絵梨さんと藤野涼子さんも気になります。

一家の他にも栄一の将来の妻になる、この作品のヒロインである千代に橋本愛さん。橋本愛さんは、過去にも『いだてん〜東京オリムピック噺〜』や『西郷どん』といった大河ドラマに出演されて、今回がなんと三回目。前二作品もかなり重要な役どころではありましたが、今回は、主人公の妻役ということで、さらなる活躍でドラマを盛り上げてくれそうです。

さらに栄一は、一橋家に仕えることになるのですが、一橋家といえば、一橋慶喜。そう、江戸幕府の15代将軍の一橋慶喜公です。この慶喜を演じるのが、なんと草彅剛さん。慶喜は、大河ドラマでも主人公になったこともある日本史の中でも大変有名で人気のある人物です。過去にも本木雅弘さんや松田翔太さんといった人気俳優さんたちが演じておられますが、草彅剛さんの慶喜がどんな慶喜になるか、これも目が離せませんね。

なんと五代友厚は、ディーン・フジオカが再登板、新選組・鬼の副長・土方歳三も登場

さて、キャストは、どんどん追加発表されて、その度に、ドキドキワクワクしてしまうのですが、なんと先日発表されたキャストには、目を疑いました。

ディーン・フジオカさんが五代才助(五代友厚)、町田啓太さんが土方歳三を演じられるのです。

ディーン・フジオカさんの五代才助(五代友厚)役は、なんと2回目。前回は、朝ドラの『あさがきた』でも同じく五代友厚を演じられていて、ディーン・フジオカさんの大ブレークの火付け役にもなった役柄でした。五代友厚とは、「東の渋沢、西の五代」と言われた大阪を代表する実業家なんです。あの五代さんに、またもう一度会えるなんて、これは、ディーン・フジオカさんのファンの方々も、大河ドラマファンの方々も、さらに朝ドラのファンの方々も、もちろん五代友厚が好きな方々も絶対に見逃せないですよね。

そして、日本の歴史の中でもこれまた大人気の登場人物である土方歳三役に町田啓太さん。町田啓太さんの幕末の大河ドラマ出演は、『西郷どん』に続いて2回目でありますが、その時は、薩摩藩の家老の小松帯刀を演じられていました。小松帯刀とは、また違った役柄の土方歳三でありますが、実は、土方歳三が大好きな私もめちゃくちゃ楽しみにしているのでありました。

とにかくキャストが豪華すぎるといっても過言ではない『青天を衝け』。いや実は、すっかり『麒麟がくる』ロスになっていたのですが、『青天を衝け』で、日曜の夜の楽しみがまた増えました。

『青天を衝け』の舞台はどこ? ロケ地は?

そもそも渋沢栄一ってどこの人? 特に西日本の人は、あまり馴染みがないかもしれません。物語は、武蔵国・血洗島村から始まります。武蔵国・血洗島村は、現在の埼玉県の深谷市に当たります。

群馬県安中市にオープンセットが作られており、渋沢栄一の生家・中の家(なかんち)が建てられています。広大な敷地内に、元からあった自然の木などを生かして、素晴らしいセットに出来上がっているそうです。新型コロナウイルスが落ち着いた頃には、人気のスポットになって、たくさんのファンの方が訪れそうですね。

『青天を衝け』の原作はあるの? 脚本家は誰?

『青天を衝け』は、大森美香さんのオリジナル脚本です。大森さんは、NHK朝ドラの『風のハルカ』や『あさがきた』などをはじめとした数々のヒット作を手がけられています。史実を元にしたドラマなので、先が全くわからないということはないでしょうが、原作のないオリジナル脚本ということで、ドラマが始まったら、ますます続きが楽しみになりそうですよね。

『青天を衝け』の放送日について

  • NHK BS4K:毎週日曜 9時 – 9時45分、20時 – 20時45分
  • NHK BSプレミアム:毎週日曜 18時 – 18時45分
  • 総合テレビ:毎週日曜 20時 – 20時45分
  • (再放送)総合テレビ:毎週土曜 13時5分 – 13時50分 / BS4K:毎週日曜 8時 – 8時45分

昔は、大河ドラマは、日曜の20時からと決まっていましたが、現在では、色々な時間帯を選んで観ることができて、便利ですよね。またNHKオンデマンドなどでも、見逃し配信や、過去の放送、また昔の大河ドラマ作品も観られる時代になってきて、本当に便利ですよね。

 

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